コーヒーで戦う!?8つもある!日本のコーヒー競技会 〜後編〜
スポーツの競技会があるように、コーヒーにも技術や知識を争う競技会があります。
今回は前回(https://logicafe.shop/cafe-news/1966/)に引き続き、日本スペシャルティコーヒー協会(SCAJ)が開催する8つのコーヒーの競技会、残りの5つをご紹介します。
ジャパン カップテイスターズ チャンピオンシップ (JCTC)
ジャパン カップテイスターズ チャンピオンシップ(JCTC)は、味の違うカップを「カッピング」と呼ばれる手法を使って当てる競技です。海外ではカッピング技術はスペシャルティコーヒーの基本となるため、人気の高い競技会です。
選手ごとに8の問題が出題され、問題ごとに3つのカップの中の1つだけ違う味のコーヒーを当てるというものです。競技は各設問1分ずつ、計8分以内に正解した数が一番多かった選手が優勝となりますが、正解数が同じ場合は全問解答するまでにかかった時間が一番短い方が優勝となります。そのため1つのカップを5秒程度で判断するなど、スピードが重要となります。
ジャパン ハンドドリップ チャンピオンシップ (JHDC)
ジャパン ハンドドリップ チャンピオンシップ(JHDC)は、日本で最も親しまれている抽出方法のハンドドリップに特化した、日本独自の競技です。
日本の文化や時代背景を十分に取り込んだオリジナリティに溢れるルールが魅力で、コーヒーとハンドドリップ抽出に関する多角的な知識と技術と経験が競技を勝ち抜くポイントになります。
ジャパン コーヒー イン グッド スピリッツ チャンピオンシップ (JCIGSC)
ジャパン コーヒー イン グッド スピリッツ チャンピオンシップ (JCIGSC) は、コーヒーにウィスキーやスピリッツなどを加えて作る、オリジナルコーヒーカクテルの競技です。日本では、2013年に初めて開催されました。
10分間の競技時間内で、アイリッシュコーヒー2杯と、コーヒーを使用したアルコールベース2杯(ホットもしくはコールド)のデザイナードリンクを合計4杯作成します。
競技会のルールは世界大会である「World Coffee In Good Spirits Championship(WCIGSC)」に則って決められており、JCIGSCの優勝者は、WCIGSCへ日本代表として参加します。
ジャパン コーヒー ロースティング チャンピオンシップ (JCRC)
ジャパン コーヒー ロースティング チャンピオンシップ (JCRC) はコーヒー豆の焙煎技術を競う大会です。予選では制限時間内で焙煎、カッピングを行い、総合得点の高い上位6名が決勝に進出することができます。決勝ではコーヒーの生豆鑑定、自分で作成したロースティングプランをもとに焙煎、カッピングを行い、事前に提出したFlavor Profilesに最も近い焙煎コーヒーに仕上げた方が優勝となります。
ジャパン ブリューワーズ カップ (JBrC) 概要
ジャパン ブリューワーズ カップ (JBrC) は、コーヒー抽出の競技です。JHDCがペーパー・ネルドリップに特化した競技会であるのに対し、JBrCでは、ペーパードリップ、ネルドリップ、フレンチプレス、エアロプレスなど、より幅広い抽出器具の使用が許されています。
予選では競技者は公式の焙煎豆を使用し、純粋に味覚のみが評価されます。準決勝、決勝では競技者それぞれが焙煎豆を持ち寄り、その豆の魅力を抽出技術とプレゼンテーションによってアピールします。
最後に…
日本にも本格的なコーヒーの競技会があることを知っていましたか?
様々な大会を通し、日本のスペシャルティコーヒー業界のレベルの高さは、今では広く世界に知られています。
コーヒーに関わるお仕事をされている方は、ぜひこれらの大会に挑戦してみてはいかがでしょうか?
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