美味しいコーヒーの淹れ方
今までの焙煎度合と精製方法の知識で、ある程度は自分好みの豆を選ぶことができるようになったかと思います。今回は、その豆を自分でお家で入れるときにおすすめの抽出器具やちょっとしたコツをいくつかご紹介します。
フレンチプレス
最近では100円ショップでも買えるようになったこの器具はとっても簡単に美味しいコーヒーが淹れられます。金属のフィルターでの抽出のため、香りの成分が多く含まれたオイル分を紙や布のフィルターを使うよりもそのまま残すことができるのが最大の特長です。また道具を一つだけ用意すればコーヒーを淹れられるのも魅力の一つです。
材料
- 中挽き~少し粗めの挽き目のコーヒー豆 15g
- 沸かしたての熱湯 300ml
手順
- プランジャー(棒の先に金属フィルターのついた蓋)を外し、コーヒー豆を入れる。
- 熱湯を7分目ほどまで勢いよく注意で30秒ほど待つ。(下から液体、豆、ガスの3層に分かれる。)
- 残り300mlまでゆっくりお湯をそそぐ。棒を上げた状態で蓋をして4分待って棒(プランジャー)を下げる。
ハンドドリップ
日本で一番ポピュラーなおうちコーヒーの淹れ方ではないでしょうか。 ハンドトリップとは、コーヒーメーカーやコーヒーマシンなどを使わず、手動でお湯を注いでコーヒーを抽出する方法です。手で淹れるため、抽出の仕方によって味わいに違いが出てきます。
ドリッパーもフィルターもとても多くの種類があります。淹れかたや使う豆の量、湯温などで無限ともいえるほど味に変化があり、それぞれのドリッパーに特長があるのですがどのドリッパーで も使えるレシピを紹介したいと思います。
用意するもの
- コーヒー豆(好みの粗さ)
- 85°Cから98°C程度のお湯
- ドリッパー
- フィルター
- 注ぎ口の細いケトル◎
- はかり◎
- タイマー◎
- サーバー◎
(◎は必須ではないですが、あればより良いコーヒーライフの一助となります。)
(タイマーとはかりが一体になったドリップスケールというものも市販されています。便利!)
レシピ
それはこの比率にするだけ
豆:お湯=1:15 もしくは1:16
ホットで淹れるときはこの比率を意識してみてください。
たとえば、コーヒーカップ一杯分(120ml~130ml)を淹れるときは10g:150ml~160ml の割合となります。
マグカップ一杯分(250ml~260ml)を淹れるときは18g:270ml~280ml の割合となります。
もうひとつのポイント
最初の蒸らしのお湯は豆の量の2倍程度を目安にすること、そのあとは残りの湯量を注ぐ回数を分けて増やすほど重厚感のあるカップに、分けずに一度に注ぐとスッキリとしたカップに仕上がります。
またハンドドリップで淹れるアイスコーヒーのおすすめレシピもご紹介します。
豆:お湯:氷=18g:150ml:100g
サーバーやグラスに最初に100g氷を入れた状態でその上からドリップします。 ここでも蒸らしの湯量は豆量の2倍の30mlとしてその後ホットよりも細くゆっくりと時間をかけ て注ぐことを意識してみてください。抽出が終わったら氷を好みで足してください。
次回も引き続き、抽出方法(第二弾)を紹介したいと思います。
今回も読んでいただきありがとうございました。
この記事が普段飲む一杯のコーヒーがよりあなたにとって好みの最高な一杯となる手助けになれば幸いです。
コーヒーは嗜好品であり、これが正解といった飲み方やこうすべきといったことは何一つありません。このブログをきっかけに、自分にとって最高の一杯に出会う冒険をするのもいいと思います。 ここに書いたレシピすらあくまで一つの物差しに過ぎません。ミルクと合わせてみたり、お砂糖 を入れたり、ラム酒などのリキュールを入れるのも一つの楽しみ方です。ぜひ思い思いの工夫や試行錯誤をして楽しいコーヒータイムを過ごしてください。
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