コーヒーの焙煎度合
多くの人にとって毎日なんとなく、でも欠かせない存在のコーヒーですが、その一杯を飲む時間が少しの変化でより自分にとってしあわせで有意義な時間になるとしたらとても素敵な事ではないでしょうか。
コーヒーは嗜好品であって、こうするべきという事や正解が存在するものではありません。あなたにとって一番であればそれが何よりのベストなものなのです。
その一杯のため、これからこのブログではいくつかの項目に分けてよりコーヒーを美味しく、自分好みに楽しむ方法や知識を紹介していきたいと思います。
第一弾となる今回は焙煎度合についてです。
焙煎度合について
コーヒーの色や苦味、コク、甘みと香りはこの焙煎によって大きく変化していきます。産地や品種による特徴より焙煎がコーヒーに与える影響の方がはるかに大きくわかりやすいと言っても過言ではないほどです。(もうひとつ、精製方法というこちらも大きく味や香りに影響を与える要素があるのですがそれはまた次回...)
語弊を恐れずざっくり簡単にいうと浅煎りほどフルーティーで紅茶のような明るいスッキリとした印象になり、深入りになればなるほど重厚感やしっかりとしたビター感とともにナッツやチョコレートのような印象が出てきます。
昔からあるブレンドは日本人の好みにあわせた苦味とコクと香りのバランスの取れた中くらいの豆をいくつかブレンドしているものであったり深入りと浅煎りや中煎りのブレンドであったりします。
こういったコーヒーが主流だったなか数年前に起きた浅煎りブームによって今まであまり飲む機会の無かった浅煎りのコーヒーが様々なコーヒーショップなどで飲めるようになりました。その時に浅煎りのコーヒーを飲んだ方はもしかしたら浅煎り=酸っぱいと言う印象を持っている方も少なくないかもしれません。
ただ、コーヒーという文化は、いまだ未成熟で常に新しい情報や技術の発見があり、日々進化を続けている文化でもあります。今はただ酸っぱいだけの浅煎りのコーヒーを出すお店はほとんどなく、それぞれの豆の個性がきちんと味わえるようなものになっています。
焙煎度合を表す言葉はいくつかあるのですが
深煎り 中深煎り 中煎り 中浅煎り 浅煎り
イタリアン フレンチ フルシティ シティ ハイ ミディアム シナモン ライト(それぞれ"ロースト"がつきます)
といったような分けられ方をしています。が、何分焙煎したものをどれと定義するといったような定義はなく焙煎するお店の人によって若干のばらつきがあります。なのでどんな焙煎度合のコーヒーが好きなのか目安さえ把握しておけば自分でコーヒー豆を買うときや、お店で飲むコーヒーを選ぶ時に今までのコーヒーのイメージが変わるような体験が出来るかもしれません。
ざっくりと好みにあわせた焙煎度合いの選び方をこれから紹介したいと思います。
焙煎度合いの選び方
苦みが苦手な方
浅煎りから中深煎りまでがおすすめ。
スッキリとしたフルーツのような印象や甘み透明感のある紅茶のようなものが好きな方はより浅煎りをおすすめします。
さっぱりとしたチーズケーキやフルーツを使ったケーキなどとも相性が良いです。
酸味が苦手な方
中深煎りから深煎りがおすすめ。
どっしりとした重厚感のあるコクやチョコレートのようなナッツ感、ロースト感のあるものが好きな方にはより深煎りをおすすめします。
和菓子や濃厚なチョコレートケーキとも相性抜群です。また、ミルクを合わせてもしっかりとしたコーヒー感を感じられるのでおすすめです。
苦みも酸味も苦手な方
中煎りから中深煎りまでとバランスのとれたブレンドもおすすめ。
朝食のコーヒーや1日に何杯も飲まれる方、仕事のおともにはバランスの取れたものがお勧めです。
これらの特徴にあわせて精製方法と抽出方法によってより自分の好みのカップをつくることが出来ます。
これからの更新もぜひおたのしみに♪
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