カフェインレス?!代用コーヒーとは


 

 

 

『代用コーヒー』とは、その名の通りコーヒー豆の代わりに他のものを使って作った焦げ茶色のコーヒーです。コーヒー豆を使っていないので、もちろんカフェインは入っていません。そのため、あえてノンカフェインの代用コーヒーを好んでいらっしゃる方も少なくありません。ただ、代用コーヒーはあくまで「代用」であるため、代用した作物などによってコーヒー独特の苦みや味、香りなどの再現された味になじめない方も多いです。

 

今回は、『代用コーヒー』がどうして生まれたのか、歴史などに触れたうえで、その種類や効果を紹介していきます。

 

 

代用コーヒーの歴史、なぜ生まれたのか

代用コーヒーは、戦争や経済制裁などを理由にコーヒー豆が入手できなくなった時に、身の回りにある作物でコーヒーの代わりにできないかと模索したなかで生まれました。特に代用コーヒーが飲まれたのは、ドイツです。

ドイツでは元々コーヒーが人気でしたが、コーヒー豆の輸入が艱難になったため、一般市民はコーヒーを飲むことが出来なくなってしまいました。この頃から、代用コーヒーの材料の模索が始まったといわれています。



そもそも、コーヒーが日本に渡ってきたのは江戸時代といわれていますが、日本で初めて喫茶店ができたのは明治時代でした。第二次世界大戦になると、日本でもコーヒー豆は贅沢品に指定され、豆の輸入が貿易の制限によって困難になりました。

そこでコーヒー豆を輸入できない代わりに、日本の喫茶店はたんぽぽを利用し「たんぽぽコーヒー」を代用コーヒーとして提供しました。

 

 

代用コーヒーの種類

では、コーヒーの代用としてどのような作物が使われ、どのような代用コーヒーが飲まれてきたのでしょうか。

戦争などを背景として誕生した代用コーヒーは、現在も一部のコーヒーファンから愛されています。飲まれている理由は代用コーヒーの誕生当時と現在では大きく違いますが、現在も根強い人気のある代用コーヒーを3つほど紹介します。

 

たんぽぽコーヒー

たんぽぽコーヒーは、たんぽぽの根を乾燥させ、焙煎して淹れた飲み物です。口当たりはコーヒー豆で作ったコーヒーに近い苦味のある飲み物とされていますが、実際は「麦茶」や「ほうじ茶」に近いと感じる方が多いようです。

ノンカフェインなので、授乳中のお母さんでもコーヒーの代わりとして飲むことができ、ホルモンのバランスを整えてくれる働きもあります。また、利尿効果も抜群なのでむくみの改善だけでなく、血行もよくなることで冷え性の改善も期待できます。

 

大豆コーヒー

大豆コーヒーは、大豆を焙煎してコーヒーにした飲み物です。

大豆は、女性が積極的に摂るとよいイソフラボンというポリフェノールやアミノ酸を豊富に含んでいます。また、大豆は苦味の成分の他、肉に匹敵するタンパク質も含有しています。

このコーヒーは、ダイエット効果や美白効果もあり、女性ホルモンを整える作用もあります。

 

チコリコーヒー

「チコリ」とは、ヨーロッパ原産のキク科の植物です。チコリコーヒーは、味も香りもコーヒーに似ているため、カフェインを抑えてコーヒーの風味を楽しみたい方には最適な飲み物です。栄養価が高くデトックス効果もあり、糖代謝も良くしてくれるため、特にフランスでは、現在も人気があります。

 

チコリコーヒーは、チコリの根っこの部分を乾燥させたあと焙煎して作ったローストチコリから抽出してコーヒーにした飲み物です。

 

 

 

一からご自身で、オーガニックな代用コーヒーを作ることもできますが、現在は専門のお店から上記で紹介したような代用コーヒーを販売しています。

カフェインレスな生活に興味のある方や、まだ代用コーヒーを飲んだことのないコーヒー好きな方も一度試してみるのはいかがでしょうか。

 

 

投稿者プロフィール

ロジカフェスタッフ
ロジカフェスタッフ
西新橋にある貸会議室&電源・WiFiくつろぎカフェのスタッフです。

貸会議室・イベントスペースの予約状況